宝グループは、1945年6月、
名古屋市瑞穂区堀田通に自動車整備工場として誕生しました。
戦争が終わったばかりの焼け野原で部品を調達し、
焼車体の権利を買って、塗装、内張り、鈑金の職人7名が
それぞれの腕をふるって1台のクルマを作り上げました。
その名は「宝ビック」。
宝タクシーのはじまりです。

グループ誕生から75年。
この間、様々なはじまりがありました。
社員の住宅づくりが起点になった不動産開発事業は、
マンション330棟、戸建住宅440棟、
供給戸数15,000戸まで成長しました。

社員の福利厚生と地域の皆様の憩いの場になればと造った
温浴施設「湯〜とぴあ宝」はオープンから35年が経ちました。

時は、またたくまに流れていきます。

いま、未知のウイルスが猛威をふるっています。
たった数か月ですべてが一変してしまいました。
これまでの常識が通用しないもどかしさ、
大切な人にいたわりや心づかいを届けられないやるせなさ。
いま、企業も人も「新しい生活様式」に戸惑いながらも
折り合いをつけていく覚悟を求められ、
私たち宝グループが受けている影響も決して少なくありません。

しかし、創業以来の社是
「誠実　親切・安全・迅速」を見つめなおす機会と捉えて、
「新しい時代のはじまり」をしなやかに感受していこうと思います。